エシカルジュエリーとは?環境と人に優しいサステナブルなブランド5選

ジュエリー業界ではサステナブルな活動のひとつとして「エシカルジュエリー」の注目度が高まっています。

この記事ではエシカルジュエリーは従来のジュエリーとくらべてどのような違いがあるのか、エシカルジュエリーによりどのような社会が実現できるのかについてご紹介。

エシカルジュエリーについて理解を深め、どのように地球環境や私たちの未来に貢献できるのか探ってみましょう。

エシカルジュエリーとサステナブル

葉っぱ
エシカルジュエリーとサステナブルの関係性についてご紹介します。

エシカルジュエリーとは?注目されている理由

エシカルジュエリーにある「エシカル」とは、ethical(倫理的)という意味です。
「倫理」は「人として守り行うべき道。善悪・正邪の判断において普遍的な規準となるもの」と辞書にあります。
単に「倫理的」と聞くととっつきにくい印象がありますが、“地球環境や私たちの生きる社会に配慮した行動”と聞くとわかりやすいのではないでしょうか?

倫理的=地球という環境の中で生き物たちと共に生きる「人」として守るべきことです。私たちの日常生活で具体的に思い浮かぶ倫理的な行動は以下があてはまります。

・買い物をするときにレジ袋ではなくエコバッグを使う
・再生可能ガラスやプラスチックが使われているコスメを購入する
・オーガニックや自然由来の原料が使われている製品を選ぶ

上記のように、地球環境と人に配慮したジュエリーをエシカルジュエリーといいます。従来のジュエリーは宝石を採掘するために、発展途上国で子どもが劣悪な環境で働かされていたり、宝石が理由で紛争が起こり多くもの犠牲者をだしていたりなど、さまざまな問題が背景に存在しています。

また美しいジュエリーが私たちのもとにくるまでにCO2の排出量や健康被害も懸念され、環境破壊や多くの犠牲が伴っているのです。

これらの環境問題・社会問題を改善していこうと配慮されたジュエリーが「エシカルジュエリー」です。

エシカルジュエリーとサステナブルの関係性

エシカルジュエリーとサステナブルの関係性を理解するには、世界共通目標であるSDGsを知るのが大切です。

SDGsとは国連で採択された世界規模のルールであり、ジェンダー格差や貧困、環境保全などのあらゆる課題を世界で一丸となって取り組もうとする行動目標。
17のゴールと169のターゲットから構成され、日本企業もSDGsのゴール達成のためにさまざまな取り組みをおこなっています。

ジュエリー業界はSDGsの目標達成のために、エシカルジュエリーを生みだしました。
エシカルジュエリーにより宝石が採掘される発展途上国の子どもたちを守り、宝石がつくられるまでのCO2削減、健康被害による犠牲を改善できます。

私たち消費者にとって、エシカルジュエリーを購入することがサステナブルな行動につながるのです。

私たちがエシカルジュエリーで実現できること

ダイヤモンドリングと男女の手

・ジュエリーの再利用により採掘工程での人的被害がでないようになる
・人工ダイヤモンドにより貧困問題、児童労働、強制労働などの問題改善をサポートできる
・ジュエリーができるまでの有害物質の排出を抑え、天然資源の維持ができる

エシカルジュエリーを通して間接的に環境と人を守ることができます。
(SDGs目標1, 8, 10, 11, 12, 13, 15)
各ジュエリーショップによってサステナブルへのアプローチは異なるので、エシカルジュエリーに興味がある方は各ブランドの取り組みに注目してみましょう。

エシカルジュエリーブランドの取り組み

「エシカルジュエリー」という言葉に聞き馴染みがない方や、一部のジュエリーブランドが採用している取り組みだと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ジュエリーブランドとして知名度の高いティファニーは、地球環境や社会に配慮したエシカルな消費を促すために、使用するダイヤモンドの原産地情報の提供を開始しました。
そのほか野生動物保護や採掘に携わる人やジュエリー製作者の人権保護を掲げ、SDGsの目標を達成するための取り組みをおこなっています。

責任あるダイヤモンドの採掘とサステナビリティ|Tiffany & Co.

ティファニーだけでなく、今やジュエリー業界のサステナブルな活動やエシカルな取り組みは、スタンダードになりつつあります。

ジュエリー業界では具体的にどのような取り組みをしているのかをみてみましょう。

フェアトレード

フェアトレード 綿の実
「フェアトレード」とは開発途上国の小規模生産者や労働者が自らの力で貧困から脱却し、地域社会や環境を守りつつ、サステナブルな世界の実現を目指す取組みです。
fairtrade japan公式|フェアトレードミニ講座

宝石の採掘場所は発展途上国が多くであり、市場と直接取引できない労働者は十分な報酬が得られず、満足のいく生活を送れない人が少なくありません。
フェアトレードで仕入れた宝石は、労働者や現地の職人へ正当な対価を支払うことで生活を守り貧困からの脱出・自立を促します。

コンフリクト・ダイヤモンドの不使用

紛争の傷跡がのこる廃墟
「コンフリクト・ダイヤモンド」は「紛争ダイヤモンド」ともいわれ、内戦地域から宝石が産出され、収益が内戦の財源になるダイヤモンド原石をいいます。

ダイヤモンドの収益を資金源として武器の購入に充てられ、紛争の長期化・深刻化を招くまでに発展。
さらに地域住民の不当な労働も背景にあり、ジュエリー業界ではコンフリクト・ダイヤモンドの不使用を掲げる動きが加速しました。
一社日本ジュエリー協会|「ダイヤモンド5つの真実」「合成ダイヤモンド5つの真実」について
BRILLIANCE+|コンフリクト・ダイアモンドについて

リサイクルジュエリーの活用

リサイクルジュエリーとは既にあるゴールドやシルバーを再利用してつくられたジュエリーです。
新たに原料を採掘してつくるジュエリーとくらべて資源の使用量が少ないので、CO2削減や有害物質による健康被害の抑制につながります。

注目のエシカルジュエリーブランド5選

日本で話題のエシカルジュエリーブランドを5つご紹介します。
各ジュエリーブランドのサステナブルな取り組みに注目してみましょう。

EARTHRISE(アースライズ)

エシカルジュエリー リング ©EARTHRISE
EARTHRISE(アースライズ)は、研磨以外の人工的な処理を施さずに使うオーガニックストーンの採用や、フェアトレード素材を扱う日本発のエシカルジュエリーブランドです。

リサイクル素材を使用するだけではなく、宝石がもつ本来の美しさや現地職人の巧な技を活かす、透明感あふれるジュエリーが魅力。洗練された輝きを放ち、私たちを魅了します。

ブランド、公式オンラインショップエシカルジュエリーEARTHRISE(アースライズ)
アクセスEARTHRISE表参道本店
東京都渋谷区神宮前4-3-18
営業日金~月曜日:12~19時

K.UNO(ケイウノ)

エシカルジュエリー イアリング ©K.UNO
K.UNO(ケイウノ)はセミオーダーからフルオーダーメイドまで、私たちの希望をかなえつつ環境や人に配慮したジュエリーづくりを心がけるブランドです。

ほぼ全店舗に専属デザイナーが常駐しているので、ふらっと寄ってデザインラフを描いてもらうことも可能。
オーダーメイドだからこそ自分好みのジュエリーを手にとることができます。

ブライダル用だけではなく、デイリーユースとしてもおすすめです。

ブランド、公式オンラインショップK.UNO(ケイウノ)
アクセスケイウノ銀座本店
東京都中央区銀座2-11-5 陽光銀座セントラルビル1F・2F
営業日11~19時

HASUNA(ハスナ)

エシカルジュエリーイアリング ©HASUNA
HASUNA(ハスナ)は人権・社会・環境に配慮をした倫理的事業を展開しているという証明として「RJC認証」を獲得。
産地や採掘工程がわかるダイヤモンドやリサイクルゴールドなどを使い、透明性の高いジュエリーづくりを掲げています。

愛媛県産真珠のあこやパールや、日本を誇る珊瑚を使ったジュエリーなど、日本ならではのジュエリーが魅力です。

ブランド、公式オンラインショップHASUNA(ハスナ)
アクセスHASUNA 表参道本店
東京都渋谷区神宮前5-39-3
営業日月曜日、木~日曜日:11~19時

ReKKA(リッカ)

エシカルジュエリーピアス ©ReKKA
ReKKA(リッカ)は職人の技術伝承をサポートするため国内製造にこだわり、リメイクジュエリーを展開。

高品質なダイヤモンドのみを厳選し、現代のトレンドにあわせてシンプルなデザインのジュエリーに仕上げています。

ブランド、公式オンラインショップReKKA(リッカ)
アクセスコメ兵での取り扱い
営業日

in unam (インウナム)

エシカルジュエリー リング ©in unam
「唯一の」を意味する「in unam (インウナム)」と名付け、シンプルで洗練されたデザインに仕立てることで何世代にも引き継がれるジュエリーを製作しています。
貧富の差が激しいインドでジュエリーづくりをおこないフェアトレードで仕入れることで、エシカルな取り組みを推進するジュエリーブランドです。

アンティーク感漂う唯一無二のデザインにより、年代問わず身につけられ誰をも魅力的にみせてくれます。

ブランド、公式オンラインショップin unam (インウナム)
アクセスアトリエショップ
東京都渋谷区千駄ヶ谷1-11-6
営業日月~金曜日:11~17時

まとめ

気品あふれるジュエリーが私たちの手元にくるまでの背景を知ると、よりエシカルな消費やサステナブルな取り組みを理解でき、エシカルジュエリーへの興味がわいてくるはず。
興味がある方はぜひ店頭やオンラインショップでチェックしてくださいね。

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