エコクラフト初心者必見!おすすめサイト・書籍からキットまで徹底解説

エコクラフト クラフトバンド

手芸が好きな人の間でも人気が高い「エコクラフト」は、竹・藤などの天然素材を用いず、クラフトバンドと呼ばれる再生紙でできた紙バンドを使って作品をつくります。
手芸店以外のお店・例えば100均ショップや通販などでも材料を揃えられるため、手軽に楽しく作品がつくれますし、Web上にはレシピもたくさんあります。

とはいえ、やはり初めて作る際には、ハードルが高く感じられますよね。
この記事では、そんなエコクラフト初心者向けに、作品づくりに役立つおすすめのサイト・ブログ・書籍などの情報をご紹介します。

エコクラフトの正式名称は「エコクラフトではない?」

カゴを紐で編む
エコクラフトについてお伝えする前に、初めて作品づくりに取り組む人が勘違いしやすい点についてご紹介します。
それは、エコクラフトという名称についての注意点です。

実は、エコクラフトという名称は、ハマナカ株式会社の登録商標となっています。
そのため、わたしたちがエコクラフトと呼んでいるものの中には、厳密には異なる名称が用いられるべきものもあります。
エコクラフトシリーズ|ハマナカ手芸糸

ハマナカ株式会社エコクラフト

©HAMANAKA


商標に配慮し、エコクラフト以外の素材を名称化するならば、以下のような名称が考えられます。

・クラフトバンド手芸
・クラフトテープ手芸
・紙バンド手芸

名称の中に登場するクラフトバンドとは「主に再生紙が原料の紙バンド」のことで、それを使ってバッグやかご・アクセサリーなどを作るのが、クラフトバンド手芸になります。
こういった紙バンド自体は、100均ショップや通販で購入でき、お店・商品それぞれでこだわりも違います。

このような説明を読むと、それではエコクラフトは他のクラフトバンドとどう違うのか、という疑問が生まれますよね。
もちろん、登録商標となっているだけあって、エコクラフトは以下のような品質を実現しています。

・国産原料のみを100%使用
・米や麦などの穀物の袋や牛乳パックなどを再利用
・農薬や肥料は不使用
・皮膚刺激が少ない成分をコーティングに使用

エコクラフトは、手芸を生業にする作家さんからも、以下のような高い評価を受けています。

・色が豊富で発色もきれい
・軽くて丈夫で長持ちする
・初心者でもかんたんに楽しめる

よって、クラフトバンド手芸をやってみたい人にとっては、エコクラフトは魅力的な素材と言えるでしょう。

エコクラフトの技術を学ぶのに役に立つサイト・ブログ

草で編まれたかごバッグ
エコクラフト・クラフトバンド手芸は、作りたいモノが人それぞれで違うため、より多くのアイテムの作り方を探せるとうれしいですよね。
そこで、初心者向けに作品のつくり方を紹介してくれているサイト・ブログなどを、いくつか厳選してご紹介します。

まゆみのエコクラフト〜紙バンド手芸

まゆみ

©まゆみのエコクラフト


エコクラフトに関するたくさんのレシピを書籍化している、有名なエコクラフト作家の一人・荒関まゆみさんのサイトです。
どんな材料・用具が必要なのか、作業手順の基本的な流れはどんな感じなのか、作り方の基礎知識が丁寧に解説されています。

段数や奥行きの長さなど、細かい部分の計算方法も載っているため、感覚ではなく数字を計算しながら基礎を学べます。
また、編み方の基本・かんたんなグッズの作り方も紹介されているので、かごなどの大物にこだわらず手芸を楽しめます。

はじめてのエコクラフト・クラフトバンド Tanno

©Tannoはじめてのエコクラフト-クラフトバンド(Tancra)


こちらも人気作家・丹野安祐子さんのブログです。
記事の中では、完成品の画像・作り方の動画などが紹介されていて、実際に手順をたどりながらバッグなどを作ることができます。

一般の方からの悩みに答えている記事もありますので、正しいことよりも「自分が楽しい」ことを優先する心構えなど、ビギナーにとって必要な答えがたくさん得られることでしょう。
他にも、不器用なことを気にする声に対して「そういう方は絶対上達する」と励ましてもらえるひとことなど、弱気になりがちな初心者の心に響く言葉が見つかります。

【クラフトバンドちゃんねる】なつくらPaperCraft

PaperCraft YouTube

©なつくらPaperCraft


手芸と動画は相性が良く、YouTubeでもエコクラフト・クラフトバンドに関する動画チャンネルが見つかります。
【クラフトバンドちゃんねる】なつくらPaperCraftでは、かご・コースター・ストラップなど、大小様々なグッズの作り方を動画で確認できます。

作り方以外にも、編み方・ひもの貼り合わせ方・バンドの裂き方など、細かい技術が動画にまとめられています。
理屈はともかく、まずは自分で手を動かして勉強したい人におすすめです。

エコクラフトの技術を学ぶのに役に立つ書籍

草木で編まれたおしゃれなかごバッグ
サイト・ブログ・動画などで基本的なことを学んだら、もう少し本格的なものを作ってみたいと思うはず。
そんな時は、書籍に目を通して作家さんのエッセンスを取り入れましょう

これからご紹介する書籍は、読者の評価も高く、初心者レベルから取り組めるテクニックが盛り込まれています。
なかなか制作時間が取れない人でも、きっと読み物として楽しめるはずです。

シンプルでかわいい エコクラフト雑貨(荒関まゆみ・古木明美)

人気エコクラフト作家の荒関まゆみさん・古木明美さんの作品集です。
タイトル通り、シンプルな中に小技を効かせたかわいい作品が掲載されており、人によっては今まで見たことのない作り方が発見できるかもしれません。

デザインも実用的で、雑誌入れ・スリッパ入れ・テーブルバスケットといったように、複数の種類のかご作りを楽しめます。
初心者の人はもちろん、初心者から一歩前へ踏み出したい人におすすめです。

いちばんわかりやすい 紙バンドで作るかご編みの教科書(古木明美)

人気作家の一人・古木明美さんが発表した作品の中で、特に人気のある作品・技法が載っている一冊です。
たくさんの編み方が紹介されているため、イメージ通りの作品をつくる参考情報を見つけやすいはず。

Lesson1~3まで、読み手のレベルに応じた作品のつくり方が紹介されていますから、自分の技量に合わせて読み進めることができます。
1冊の本で、基礎から応用まで進む楽しさを知りたい人におすすめです。

簡単!クラフトバンドで編む おしゃれなかご・こもの(松田裕美)

事業家としても有名な、株式会社エムズファクトリー代表取締役・松田裕美さんの本です。
松田さんは、エコクラフト・クラフトバンド手芸が流行るきっかけを作った一人で、クラフトバンド専門のネットショップを2003年に立ち上げており、3人の子育てをしながら起業を経験しています。

本の中では、普段使いからお出かけバッグまで、30作品が厳選されています。
電子書籍も購入できますから、タブレットなどを使って画面上で手順を確認しながら作業を進めたい人にもおすすめです。

ハードルが高いと感じる人はキットもおすすめ

ハンドメイド 雑貨
サイトやブログ・動画などを見て、自分でも作品をつくってみたいと思うものの、どうしても難しそうであと一歩が踏み出せない……。
そんな「始めたいけどハードルが高い」と思っている人には、エコクラフト・クラフトバンド手芸のキットをおすすめします。

キットを購入すれば、同封されている素材・用具を使って、手順を追いながら無理なく制作ができます。
例えば、以下のようなキットを選ぶと、初歩を学びながら楽しく制作できることでしょう。

ハマナカ商店

ハマナカ商店

©ハマナカ商店


エコクラフトを取り扱っているハマナカ商店では、かごやダストボックスなどを作ることができる手芸パックをラインナップしています。
通販サイトのページでは、難易度を☆5つで判断できるため、自分の経験・自信に応じて選ぶことができます。

amu*amu

 amu*amuのキット商品

© amu*amu

自由度の高い紙バンドキットを販売していて、底と縁は共通ですが、側面は自由に作ることができます。
説明書には、キットを自分の好きなようにアレンジする方法が記載されていて、バンドの裁断・分類が終わった状態から制作をスタートできるため、気軽に「自分らしい」工程を楽しめます。

フェリシモ

©FELISSIMO


毎月1回・6種類の中から1種類ずつキットが届く、クラフトバンドによるかご作りのキットです。
1回だけの注文もOKなので、1度だけ試してから別のキットを選ぶこともできます。

おわりに

エコクラフト・クラフトバンドを使ったモノ作りは、普段使っている道具を使ってできますし、材料費も安く済みます。
材料も再生紙が使われているため、環境に配慮して制作を楽しめます。

入口の敷居が低く抑えられていますから、手芸の経験を問わず、初心者でも始めやすいジャンルです。
まずは、プチバスケットや箸置きなど、かんたんなものから始めてみてはいかがでしょうか。

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