食品ロスの救世主は通販パン!おすすめサイトからリベイク・冷凍方法を解説

美味しそうなパン

パンは雨の日や雪、猛暑など、その日の天気により売上が大きく左右されやすい食品です。つくる量や種類はパン職人の勘に委ねられ、外れてしまうとロスになる量が増えてしまうことも。

パン屋さんに限らず食品の売れ残り問題は常に存在しており、食品業界の大きな課題です。
私たち消費者がどのようにパンの食品ロス(パンロス)に向き合えばいいのかを考えてみましょう。

こだわりのおいしいパンを食べて食品ロス問題に向き合おう

パンロス問題に向き合うとなると、焼き立てパンじゃなく売れ残りそうなパンを買ったり、保存したパンを食べるというような、ちょっと損をしてしまう印象が少なからずありますが、実際は真逆です。

パンロス削減をサポートできると、パン屋さんこだわりの自家製パンをお得な価格でよりおいしく食べられますよ。

「売れ残り=おいしくない」ではない


私たち消費者がパンの食品ロス問題に向き合う方法のひとつとして、売れ残りのパンを購入する方法があります。
しかし「売れ残り=おいしくない」というイメージから、あえて売れ残りのパンを選ぼうとする人が少ないのが現実です。

「売れ残り=おいしくない」というイメージを持たれがちなパンですが、独自のこだわり製法やこだわりの原料でつくられるものは、日持ちがよく時間が経過するにつれて味に深みがでるものがあります。

特にアレンジがきくハード系パンは日持ちするタイプが多いので、売れ残りであっても自宅でおいしく食べられますよ。

冷凍パンがパン業界の食品ロスを救う

売れ残りパンと同じように、冷凍パンは焼きたてからほど遠い存在として認識され、マイナスイメージを抱く方が多いのではないでしょうか?

実は、冷凍がパンの食品ロス問題を解決する方法として注目されています。
冷凍保存によりおいしい状態でパンを眠らせ、食べるときに焼きたてを再現できるので、自宅でパンを食べるときに適した保存方法といえるのです。

冷凍パンは、私たち消費者が自宅でおいしい焼き立てパンを再現できるだけではなく、生産者であるパン屋にとっても食品ロスを削減できる解決法。
一般的なパンから冷凍パンに変えるだけで、パンロスの改善をサポートできます。
群馬県産の冷凍パンが2024年4月日本のフードロスを救う(スタイルブレッド社プレスリリース)

無添加パンは日持ちするものが多い


冷凍パンのメリットは、日持ちする・自宅でも焼きたてを再現できるだけではありません。

冷凍により菌の繁殖を防げるので余計な添加物が必要なく、体にやさしいパンを食べられます。
また瞬間冷凍タイプは保存料なしで鮮度をキープできるのが魅力です。

冷凍パンでなくとも、パン屋で販売されている無添加パンも同じようにいえます。
無添加パンに含まれる酵母の力や特別製法により保存期間が長いものがあるので、長い間おいしさを味わえます。

“もったいないパン”をおいしくリベイク・冷凍する方法

冷凍パンはリベイク方法で焼きたてを再現できるかどうかが決まります。リベイクするときは、以下の順番で焼き上げましょう。

1.室温で自然解凍する
2.霧吹きや湿ったキッチンペーパーなどでパンに軽く水を含ませる
3.オーブンレンジのトースト機能やトースターを使い、高温・短時間で火を通す
rebakeの楽しみ方~おうちに届いてからおいしく食べるまで~

自然解凍の目安時間は、小さいパンの場合1~2時間、大きいパンやハード系は1~4時間です。トーストする前に軽く湿らせておくと、パサつきを予防できます。
より具体的なリベイク方法は、各パン屋の案内に従ってくださいね。

冷凍するときは冷凍庫のにおいが移らないよう、ラップやアルミホイルで個別に包み、保存袋に入れるのがおすすめです。

パンの食品ロス削減をサポートする3つの方法


パンの食品ロス削減をサポートする手軽な方法は3つあります。

3つの方法からチャレンジできそうなサービスを利用し、もったいないパンを救いましょう。

パン専門の通販サイトを利用

「遠い地域にあるおいしいパンが気になる」「パンロス削減の支援で地元を支えたい」という方は、フードロスになりそうなパンをまとめて扱う、パン専門の通販サイトがおすすめです。

全国各地のパン屋で販売する商品を購入でき、こだわりのパンセットを特別価格で購入できます。
取り扱うパンの種類が豊富なので、有機原料や無添加、味わいなどの条件を絞り、好みのパンをみつけられますよ。

パン屋が運営するサイトを利用

実は、パン屋自身が運営するフードロス対策のサイトがあります。
すべてのパン屋にフードロス用のオリジナルサイトがあるわけではなく、店主の「まだまだおいしく食べられるのに捨るのは心苦しい」という思いから商品ページを立ち上げているケースが多いようです。

お気に入りのパン屋や行きつけのパン屋がある方は、フードロス支援の商品を扱っていないかどうかチェックしてみましょう。

パンの食品ロス削減に貢献できるおすすめ通販サイト5選

パンを扱うおすすめの通販サイトを5つご紹介します。

rebake(リベイク)|全国のもったいないパンをお取り寄せ

rebakeトップページ

©rebake


rebake(リベイク)は、全国各地のもったいないパンをお取り寄せできる通販サイトです。

パンの種類も店舗数も多く、希望にあわせてタグ検索できるのが魅力。「#ロスパン」のほかに「#自家製酵母」「#ヴィーガン」など、さまざまな条件で好みのパンを探せます。

パンの商品数(2021年6月時点)888種類
取り扱い店舗数(2021年6月時点)約450店舗
対象地域全国(46都道府県)
販売価格帯(税込)388~10,000円
送料無料一部送料無料あり

ecostapan(エコスタパン)|パン好きのための通販サイト

ecostapan トップページ

©ecostapan


ecostapan(エコスタパン)で扱うパンは、パンロス削減を支援できる「エコパン」だけではなく「レギュラーパン」や「エコスイーツ」などもあり、お得なセット販売が盛りだくさん。

おいしい食べ方が商品ページごとに記載されており、自宅でも簡単に焼きたてを再現できます。

パンの商品数(2021年6月時点)53種類
取り扱い店舗数(2021年6月時点)21店舗
対象地域全国(一部)
販売価格帯(税込)1,000~4,000円
送料無料あり

低糖工房|健康が気になる方でも食べられるパンがみつかる

低糖工房トップページ


©ふすまパンなら低糖工房


低糖工房は創業100年以上の食品メーカー「リボン食品」が運営する、低糖質パン専門の通販サイトです。
国産原料や自家製酵母、低糖質にこだわり、健康が気になる方でも抵抗感なく食べられます。

注目は栄養価が高い「ふすまぱん」や「ブランパン」。
冷凍してもふっくらとした食感を失わず、食物繊維や鉄分などの豊富な栄養素を摂取できます。

パンの商品数(2021年6月時点)69種類
取り扱い店舗数(2021年6月時点)
対象地域
販売価格帯(税込)750~8,650円
送料無料

Pan&(パンド)|日持ちする冷凍パンでいつでも焼きたて・サクサク

STYLE BREAD トップページ


©STYLE BREAD


Pan&(パンド)は瞬間冷凍技術により全商品冷凍保存でもおいしさが保たれる、画期的なパンを扱っています。
瞬間冷凍で鮮度を保つので、余計な保存料を使わないのが特徴です。

販売されているパンは365日も日持ちするタイプが多く、家庭内のパンロス削減につながるのが魅力。
それぞれのパンに適したリベイク方法が掲載され、いつでも体にやさしく・おいしいパンを食べられます。

パンの商品数(2021年6月時点)70種類
販売場所全国のスーパーや百貨店
対象地域
販売価格帯(税込)216~3,078円
送料無料

PAINDUCE(パンデュース)|最新技術を駆使!おうちで美味しいパンを楽しめる

PAINDUCE トップページ


© PAINDUCE


PAINDUCE(パンデュース)は総合的なパン通販サイトではなく、パン屋自身で運営するロスパン販売のページを展開しています。

ハイブリッドの急速凍結技術により2週間日持ちする、パンデュース自慢のオリジナルパン「もったいないおまかせパンセット」を販売。5,000円相当のパンが詰め込まれた、パン好きにうれしいセットです。

パンの商品数(2021年6月時点)1種類
対象地域
対象地域
販売価格帯(税込)3,500円+送料
送料無料

おわりに

日本人の主食であるお米に並ぶ存在のパンは、身近だからこそ食品ロス問題に気づきにくいです。

ご紹介した通販サイトを利用すると、パンロス削減を支援できるだけではなく、いつもよりおいしい・ちょっとリッチなパンをお手頃価格で味わえますよ。

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