• HOME
  • BLOG
  • まめちしき
  • SDGsの身近な例を3ステップで解説!17の目標を普段の生活に取り入れるアクションとは?

SDGsの身近な例を3ステップで解説!17の目標を普段の生活に取り入れるアクションとは?

紙コップとマイカップ

日常生活でできる身近な取り組みとは具体的に何なのでしょうか。

毎日の生活サイクルを思い浮かべながら、あなたがチャレンジできるSDGsアクションを探してみましょう。

この記事では3つのステップ別にSDGs達成につながる身近な例や、学校・企業での取り組みをご紹介します。

SDGsとして掲げる17の目標をおさらい

私たちができる身近な例を知る前に、SDGsとして掲げる17の目標をおさらいしておきましょう。

1. 貧困をなくそう
2. 飢餓をゼロに
3. すべての人に健康と福祉を
4. 質の高い教育をみんなに
5. ジェンダー平等を実現しよう
6. 安全な水とトイレを世界中に
7. エネルギーをみんなにそしてクリーンに
8. 働きがいも経済成長も
9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
10. 人や国の不平等をなくそう
11. 住み続けられるまちづくりを
12. つくる責任つかう責任
13. 気候変動に具体的な対策を
14. 海の豊かさを守ろう
15. 陸の豊かさも守ろう
16. 平和と公正をすべての人に
17. パートナーシップで目標を達成しよう

17の目標を達成するために無理して大きな取り組みをする必要はなく、普段の生活でできるちょっとしたことの積み重ねが大切です。
SDGs17のゴールアイコン
出典:国連広報センター|2030アジェンダ

日常生活でできる身近なSDGsのアクション

3ステップでSDGs達成につながる身近な例をご紹介します。

ステップ1:知る|実はこんなことも立派なSDGsアクション!

SDGsアクションステップ1は「知る」です。
SDGsという言葉はテレビや新聞、雑誌などで見聞きする機会が増えてきましたが、まだまだ認知されていないのが現状。

朝日新聞によるSDGs認知度調査のデータによると、2020年12月時点の東京都・神奈川県における認知度は52.7%です。2017年から調査を開始して以来初めて50%を超え、2人に1人がSDGsという言葉を知っているという結果が発表されました。

「SDGsを知っている」と回答した人に「SDGsに関する取り組みをしたいか・する予定か」と聞いたところ、

・特に取り組もうと考えていない:38.9%
・予定はないが取り組みたい:35.9%

という結果が表れ、SDGsのことを知ってはいるけれど、具体的なアクションをイメージできていないことがわかります。

「SDGsという言葉は聞いたことがあるけど、何をしたらいいのかわからない」という方は、毎日の暮らしで無理なくできる次のようなアクションを実践してみましょう。

・水圧調節できるシャワーヘッドを付ける(目標6)
・クーラーと扇風機を併用して設定温度を1度上げる(目標7,13)
・環境問題に取り組む企業の服や化粧品を購入する(目標12,13)
・オンライン決済・クレジットカードのオンライン明細書で紙を節約(目標15)
・働きやすい企業の取り組みやジェンダー平等などの情報をSNSでシェアする(目標5,8)

これらはすべてベッドでくつろぎながら・スマホをいじりながらでもできる立派なSDGsアクションです。
引用:【SDGs認知度調査 第7回報告】SDGs「聞いたことがある」約5割|朝日新聞

たとえば、環境問題に取り組むファッションブランドにについてこちらの記事でくわしくご紹介しています。

ステップ2:挑戦する|一歩進んだ取り組みをしてみよう

SDGsアクションステップ2は「挑戦する」です。
座ったまま・寝ころんだままできるアクションから、ほんの少し行動範囲を広げてみましょう。

身近にできるSDGsアクションは、趣味や好きなことと関連付けるとみつけやすいですよ。
おうちの中でできる趣味がある・これから始めたい方は、以下のような例があげられます。

コンポストで生ごみを肥料化しながらベランダで家庭菜園(目標3,12,13)

規格外で市場に出回らない野菜を取り寄せてゴミを出さないエコクッキング(目標3,12,15)


着なくなった服をリメイク、断捨離してフリマ販売&リサイクル(目標12,13)


パッケージや成分にサステナブルを反映しているコスメを選ぶ(目標12,13)

オンラインフィットネスで美容と健康を保つ(目標3,13)

ライフスタイル、美容、フィットネスに興味がある方は、これらの取り組みがSDGsアクションにつながります。

ステップ3:当たり前になる|日常生活にSGDsへの意識が浸透

SDGsアクションステップ3は「当たり前になる」です。

SDGsアクションが当たり前になるほど日常生活に浸透するには、ステップ1の知ること・ステップ2の挑戦することを繰り返しおこない、得た知識を行動にあらわすことが大切。
知識量が多ければ多いほど日常生活でできるアクションが増え、意識せずとも自然に環境・人・社会にやさしい行動ができるようになります。

スーパーで買い物をするときを例にあげると、

・食材管理アプリで冷蔵庫内の残量・賞味期限などをチェック 
・必要分・減った分だけ買い足す
・購入の一部をスーパーに設置されているフードドライブ・フードバンクボックスに入れる

などのアクションが身に付くといいですね。


学校でのSDGsアクション

学校でもさまざまなSDGsアクションがおこなわれ、小学校~高校生の子どもたちにとってSDGsを意識するのが当たり前になりつつあります。

江東区立八名川小学校|地域のお祭りでSDGsの取り組みを発表

江東区立八名川小学校©文部科学省
東京都江東区にある立八名川小学校は、第1回ジャパンSDGsアワード特別賞を受賞し、さまざまな取り組みが評価されています。

注目は毎年1~2月に行われる「八名川まつり」に参加し、SDGsに関する取り組みをプレゼンテーション形式で発表していること
行動するだけではなく発表の場を設けることで、子どもたちがおこなってきたSDGsアクションを地域の人や家族に発信し、街全体でSDGsの意識を高められます。

ジャパンSDGsアワード特別賞を受賞した八名川流SDGsの推進|江東区立八名川小学校

武田中学・高等学校|“SDGs を学ぶ”から“授業でSDGs”へ

武田中学校©武田中学校 武田高等学校
中高でのSDGs教育が盛んになっているなか、武田中学・高等学校をピックアップした理由は、SDGs達成のために多角的なアプローチをおこなっているからです。

SDGsを特別授業として教えるのではなく、国語や数学、英語などの科目にSDGsの要素を取り入れ、環境・人・社会のためになる行動が身近にあふれていることを認識。
総合学習や研究会では生徒が主体となってプロジェクトを進め、フードロス対策や環境保全など、さまざまな取り組みを通じて知る・考える・行動するきっかけにつながっています。

SDGsへの取り組み|武田中学校 武田高等学校

誰もが知る代表的な企業のSDGsアクション

私たちの身近にあり、誰もが知っている大企業のSDGsアクションをご紹介します。

コメダ珈琲が提供する「くつろぎの空間」でSDGsの輪を広げる

コメダ珈琲店©KOMEDA Holdings Co,. Ltd.
コメダ珈琲といえば、ぬくもりを感じるウッド調の店内と座り心地のいいレトロなソファ、広々と開放的な高い天井が特徴です。
つい長居したくなるくつろぎの空間こそがコメダ珈琲のSDGsの表れ。木を基調とした店づくりにより、欠けや傷が付いたとしても表面を削ることで長く使い続けられます。

そのほか「コメダの森」を通じた環境保全や、フードパントリーへ寄贈・食育授業を通じてフードロスや子どもの健康課題に取り組むなど、SDGsの輪を広げています。
”心にもっとくつろぎを”|コメダ珈琲店

セブンイレブンが目指す3つの社会

株式会社セブン&アイ・ホールディングス©Seven & i Holdings Co., Ltd.
私たちの暮らしの身近にあるコンビニ、セブン&アイ・ホールディングスが宣言する「GREEN CHALLENGE 2050」では、3つの社会の実現に向けてさまざまな取り組みを掲げています。

1. 脱炭素社会:省エネや再生可能エネルギーの利用を促進
2. 循環経済社会:食料リサイクルや環境配慮型素材を活用
3. 自然共生社会:パッケージ材料の見直し

これらの活動はセブンイレブンで購入できる商品一つひとつに反映されています。ぜひ店頭でパッケージ素材やデザイン、表示内容をチェックしてください。

持続可能な調達 GREEN CHALLENGE 2050 サステナビリティ|株式会社セブン&アイ・ホールディングス

資生堂が掲げる美を通じたSDGs達成へのアプローチ

資生堂© Shiseido Company
資生堂は女性活躍を中心としたダイバーシティ経営が評価され、第2回日経SDGs経営大賞 社会価値賞を受賞しました。
美しさを通じてSDGs達成を試み、以下のような取り組みがおこなわれています。

・地球に負荷をかけない原材料調達、パッケージ開発、廃棄物処理方法の開発
・あざ、傷跡、薬の副作用など深刻な肌悩みに応えるメイク法のレクチャー
・子どもへの正しい美容知識の指導

環境負荷の低減に注力するだけではなく、目標4「質の高い教育をみんなに」や目標5「ジェンダー平等を実現しよう」などの達成に向けてアプローチしています。

Environment サステナビリティ|資生堂
「資生堂 ライフクオリティー ビューティーセンター」メイクアップでがん患者の“外見と心”の両面をサポート
子どものための取り組み|社会貢献活動|サステナビリティ|資生堂

まとめ

企業であってもスケールの大きな取り組みばかりしているわけではありません。私たちが「これならできるかも」と思うような、身近な取り組みも数多く実践しています。

ご紹介した身近なSDGsアクションの例を参考に、今日からできることを始めてみませんか?

あわせて読みたい

  1. この記事へのコメントはありません。