コンポストはベランダでもできる!設置場所からニオイ・害虫対策を解説
私たちの日常生活では、様々な活動によって地球温暖化の原因となるCO2などが排出されています。
その中でも家庭から排出される生ゴミなどの食品ロスは、食品ロス全体の約46%と言われており、近年社会問題化になっています。
そこで今回は、家庭から排出される生ゴミをゼロにできる唯一の方法であるコンポストをベランダに設置する方法やアイテム、コツ、メリットなど詳しく解説していきます。
コンポストをベランダに!生ゴミで家庭菜園を楽しもう
コンポストを設置するためには広い庭や畑が必要というイメージをお持ちの方が多いですが、ベランダにコンポストを設置することで、マンションやアパートなどでもコンポストを導入することができます。
市販のベランダに設置できるスリムなコンポストであれば、導入費用の負担なく、手軽に試すことができるのでおすすめです。
そこでここからは、ベランダコンポストにおすすめの市販のコンポストの種類について詳しく解説していきます。
自作できるベランダコンポスト
エコクリーン ル・カエル
エコクリーン 自然にカエルS
EMエコペール
サンコープラスチック EMワーカー15L
ベランダにコンポストを設置するのであれば、安くて2,000円代で購入できる屋内外対応のコンポストがおすすめです。
ベランダに設置できるコンポストには上記に挙げたように様々な製品がありますが、その中でもエコクリーン製の「自然にカエルS」であれば、かくはん用のハンドルがついているので、かくはんに失敗することがありません。
その中でかくはんは重要なポイントです。その理由は…
前述のとおり、コンポストは自作することも可能ですが、市販のコンポストを購入することで、「手間がかからない」「失敗しにくい」「ニオイが漏れにくい」などのメリットがあります。
ベランダや室内で使える「コンポスト」おすすめ6選|使い方のコツも紹介|Eaquite
手軽に始められるコンポストバッグ
コンポストバッグとは、一見するとランチバッグのようなスタイリッシュなデザインのコンポストです。
コンポストバッグ「LFCコンポストセット」は、生ゴミの分解を速めて、コンポストを設置する際の悩みである悪臭の発生を抑える効果がある独自の配合基材や、水や虫の侵入を防ぐ特注のファスナーが特徴的なコンポストです。
1日300gの生ゴミを1.5〜2ヶ月間投入することができ、その後は2〜3週間ほどの短い期間で栄養価の高い堆肥へと生まれ変わります。
作った堆肥は、コンポストバッグから取り出す必要がなく、内袋を折り返すだけでそのままできた堆肥に花や野菜の種を植えて育てることが可能です。
「市販のコンポストの見た目が好みじゃない」「早く堆肥化したい」「コンポストのニオイが気になる」という方は、LFCコンポストバッグという選択肢もあります。
ベランダコンポストの設置場所
ベランダに設置するコンポストは直接床にコンポストを設置するのではなく、レンガなどで高さをつけることで、コンポストの床や底が湿るのを防ぐことができます。
また設置場所は雨に当たらない屋根の下や、ベランダの奥の方で風通しの良いところが理想的です。
最後に冬に氷点下になる地域では、ベランダコンポストを玄関に移動させるなどして、生活空間から離れた室内にコンポストを移動させるようにしましょう。
ベランダコンポストのニオイ・害虫対策
- 防虫ネットで物理的に害虫の侵入を防ぐ
- 分解しにくい生ゴミを入れない
- 細かく刻んでベランダコンポストに投入する
ベランダコンポストを始めるにあたって気になるのが、ニオイや害虫問題です。
ニオイが出るのは、生ゴミを堆肥化するのに時間がかかってしまうことが一つの原因になっているので、ベランダコンポストに投入する生ゴミは細かく刻むようにしましょう。
また、卵の殻や魚の骨、カニやエビの殻、柑橘類の皮、玉ねぎやスイカの皮、とうもろこしやキャベツの芯、昆布などは堆肥化しにくい生ゴミなので、ベランダコンポストに投入せずに生ゴミとして処分するようにしましょう。
最後に、ベランダコンポストの隙間や投入口に防虫ネットを設置することで、害虫の侵入を物理的に防ぐことができます。
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ベランダコンポストを導入する3つのメリット
- 良質な堆肥を自作できる
- 生ゴミを減らすことができる
- 省スペースでコンポストを設置できる
市販のコンポストには、広い庭に置くことを想定した大きくて重いコンポストが多いですが、冒頭でご紹介したように、キッチンやベランダに設置できるコンパクトタイプのコンポストもあります。
ベランダなどに設置できるコンポストも大きなコンポストと変わらない性能なので、家庭菜園に欠かせない良質な肥料を自作することができます。
また家庭で出た生ゴミを堆肥化するので、生ゴミの量を減らすことが可能。
そのため可燃ごみや一般ごみの日に集積所まで出すゴミの量を減らすことができるので、ゴミ袋の節約やゴミ全体の量を減らすことが可能です。
家庭から排出されるゴミの量を減らすことができれば、ゴミの収集や焼却の際に発生するCO2の排出量を減らすことが個人単位でできるので、地球温暖化対策になります。
まとめ
サイズ
スペースが限られているベランダにコンポストを設置する場合は、市販のスリム型コンポストを購入して設置することをおすすめします。
デザイン
市販のコンポストには、かくはん用ハンドルが付いた続けやすいコンポストから、安価で手に入るコンポスト、スタイリッシュなデザインのコンポストなど様々ですので、自分が使いやすいと感じたコンポストを選ぶようにしましょう。
日当たり
これらベランダに設置するコンポストは、直射日光や雨が当たらず、風通しの良いベランダの奥の方に設置します。
水はけ
ベランダコンポストを設置する際は水はけが良くなるように、また熱がこもらないように、レンガなどでかさ上げしてあげると良いでしょう。
投入するもの
ベランダにコンポストを設置して堆肥化する時のコツは、投入する生ゴミを細かく刻んで投入して、分解しにくい生ゴミを入れないようにします。
最後は
また生ゴミの投入口や隙間に防虫ネットを設置することで、物理的に害虫の侵入を防ぐことが可能です。
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